2005年05月01日

Wicked ★★★★

前回は9月に帰国した友と一緒だったハズだから、かれこれ半年以上ぶりのWICKED。
会場は我が家の目の前のGershwin Theatre。チケットマスターで何度探しても入手できないから直接聞いてみよう、と開演ギリギリの3時に行ったら「1枚ならあります」。
ほんの一瞬、行きたいと言っていた友たちの顔がよぎるが、これを逃す手はない!
フロントメザニンで90ドル。ディスカウントとか言ってる場合でもないだろう。
ギリギリで駆け込んだ場内は、おそらくブロードウェイ最大の劇場にもかかわらずもちろん満席。
始まる前から興奮気味の観客。1人で座る私にも隣の太っちょな女性がしきりに「いかに楽しみにしてきたか」語りかけてきたくらい。

ウィキッドは日本語では「オズの魔女記」というややわかりにくい本が出ているらしいが、簡単に言えばオズの魔法使いの前の時代のマンチキンとオズの国の物語。
とはいえ、スタートはまるで日本の学園ドラマのような設定。いじめられっこエルファバと人気者グリンダのとても典型的なかけあいですんなり話に入り込める。

前に見たときはグリンダ(西の良い魔女)とエルファバ(東の悪い魔女。こっちが主役)に夢中なうえ、オーケストラ席で見ていたせいか、全体が見えていなかったようだ。
2人の歌にただただ心酔していた前回とちがい、今回は光と影を上手に使った舞台の美しさや、アンサンブルの人たちのユニークな衣装やダンスも楽しむことができてちょっと余裕が出た気分。
と思って帰ってきてから調べてみたら、去年のトニー賞では装置デザイン賞、衣装デザイン賞を受賞していた。チェック甘かった…。

幻惑的な場面はいっぱいあったけれど、前回同様やっぱり2人が「Defying Gravity」を歌っている場面は変わらずお気に入り。
あと、どうしても泣けてしまうのは呪文を唱えながらの「No Good Deed」。フィエロへの必死な思いにもグッとくるんだけど、そこよりその後の One more disaster I can add to my Generous supply? から始まる一連の歌詞が、なんだかもうやるせなくなる。

この作品でブロードウェイデビューした、ネサローズ役のMichelle Federer もとてもキュートで歌も心地よかった。
靴にかかったエルファバの魔法で立てるようになった瞬間の演技なんか、ほんと魔法がかかっているようで不思議な気分になったくらい。

NYに赴任してからこの1年。のべ19本見た中で私の中の2大巨頭となっているのが「AIDA」と「Wicked」。最近見た「Little Woman」もそうだけど、どうも私がミュージカルを気に入る大事なポイントは女声のようだ。

2大巨頭といいつつ★4つなのは、オリジナルの役者ではなくなっていたからで。
前見たときにエルファバを演じていたパンチのきいた歌声のIdina Menzelが2004年トニー賞主演女優賞のノミネート後に降板し、今回はShoshana Bean。グリンダ役もJennifer Laura Thompson。2人とも歌は上手だと感じたけれど、CDを聞き込みすぎたせいか…。
加えて、前回はグリンダの動きで笑いが起きる感じだったけれど、今回はなんだか笑わせなきゃと一生懸命な感じは伝わってきてしまい、むしろエルファバのコミカルさが際立っていたように感じた。

ともあれ、今回も残念無念ながら、いくつかセリフを聞き飛ばしてしまったので、3回目を友と見に行く楽しみも残せたってものだ。(負け惜しみ)
posted by tobby at 00:00| ニューヨーク ☀| Comment(0) | 歌と踊りと物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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